遵化市(じゅんか-し)は中華人民共和国河北省唐山市に位置する県級市。
歴史
秦代に右北平郡・漁陽郡が設置された。漢代になると徐無県及び俊靡県が設置され右北平郡に属した。東晋になると俊靡県は徐無県に編入され、北周になると徐無県は無終県に編入されている。
607年(大業3年)、隋朝により無終県は漁陽県に一旦編入された。その後619年(武徳2年)、唐朝により無終県が再設置されたが、貞観年間に廃止、乾封年間に再設置、697年(万歳通天2年)には玉田県の地とされた。
742年(天宝元年)、現在の遵化地には平州買馬監(牧場機構)が設置された。後唐の時代になるとその地に遵化県が新設され、薊州の管轄とされた。
1676年(康熙15年)、清朝は遵化を州に昇格させ下部に豊潤県を設置、1743年(乾隆8年)には直隷州となり玉田県・豊潤県を管轄した。中華民国が成立すると1913年(民国2年)、州制の廃止に伴い遵化県と改編された。その後の日中戦争の中で日本軍の勢力範囲に置かれたが、1938年に抗日拠点としての遵化県民主政府が成立したが、県域は日本軍勢力範囲が入り乱れた結果、遵興聯合県、薊遵興聯合県などが中国共産党により設置されている。
1945年(民国34年)、日本の敗戦に伴い遵化県が再設置、1948年(民国37年)に冀東区行署直轄県とされ、1949年の中華人民共和国成立後は唐山専署、1983年以降は唐山市の管轄とされた。1992年、県級市に改編され現在に至る。
行政区画
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脚注




