ランボルギーニ・シルエットLamborghini Silhouette )は、イタリアのランボルギーニが製造・販売していたスポーツカーである。正式名称はシルエットP300

概要

V8エンジンの「ウラッコ」をベースとする、当時最大のマーケットであったアメリカ市場における販売拡大を狙ったバージョンである。1976年3月のジュネーブモーターショーにおいて披露された。

ロセッティが所有する経営管理体制において、新たにチーフ・エンジニアとなったフランコ・バラルディーニは、このニュー・モデルに新しいルックスを与えるためには50扁平タイヤ「ピレリP7」を採用するのが最善の策と考えた。ホイールのスタイリングについては、カロッツェリアの「ベルトーネ」による1974年のコンセプト・モデル「ブラボー」において示したものが採用された。

エンジンについては「ウラッコ」と共用の3.0L水冷V8DOHCエンジンをMR横置きレイアウトで搭載しているが、出力が上げられ260馬力/7,800rpmとなっている。最高時速は260km/hで、0-100km/h加速は6.5秒。

ボディのスタイリングについては「ウラッコ」のボディに「ベルトーネ」によって手が加えられ、フロント・スポイラーとオーバーフェンダーを追加して「ウラッコ」とは違う印象を与えるスタイリングに成功した。「ウラッコ」の 2座席は廃止され、ルーフはタルガトップとされた。

「ウラッコ」のアバンギャルドな配置であったメータ類は常識的なものに改められた。右ステアリング車両も存在する。

1979年まで生産が続けられ、総生産台数は53台。次期改良モデル「ランボルギーニ・ジャルパ」に引き継がれた。

脚注

関連項目

  • ランボルギーニ・ウラッコ
  • ランボルギーニ・ジャルパ
  • ランボルギーニ・アトン
  • フェラーリ・308GTS
  • BMW・M1



【ランボルギーニ・シルエット P300】オープンエア・スーパーカーという新境地を開拓したベイビー・ランボルギーニ FORZA STYLE

an orange car parked in a garage next to a white wall with a door open

ランボルギーニシルエット スローなライフのキロポスト

ランボルギーニ シルエットはウラッコの進化型として登場した北米向けの2シーターのオープンモデル【スーパーカークロニクル/008】 Web

ランボルギーニ シルエットはウラッコの進化型として登場した北米向けの2シーターのオープンモデル【スーパーカークロニクル/008】 Web