ダニール・ハンター(Danielle Hunter, 1994年10月29日 - )は、ジャマイカのセント・キャサリン教区出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのヒューストン・テキサンズに所属している。ポジションはアウトサイドラインバッカー。
経歴
生い立ち・ハイスクール
ジャマイカで生まれ育ち、8歳の頃にアメリカ合衆国へ移住した。
高校時代は陸上競技も行っており、走高跳で1.83mを記録し、地区大会で優勝したことがある。
カレッジ
LSUに進学し、1年目の2012年シーズンは主にスペシャルチームとしてプレーした。
2013年シーズンから先発に定着。アイオワ大学とのアウトバックボウルでは4タックルとサックを記録し、勝利に貢献した。シーズン全体では57タックル、3サックを記録した。
2014年シーズン、第4週のオーバーン大学戦で12タックルを記録した。LSUのディフェンシブラインマンが1試合で2桁タックルを記録するのは8年ぶりだった。シーズン全体では73タックル、1.5サックを記録した。シーズン終了後、2015年のNFLドラフトにアーリーエントリーした。
ミネソタ・バイキングス
2015年のNFLドラフトにて、全体88位でミネソタ・バイキングスから指名され、その後ルーキー契約を結んだ。
2015年シーズン
NFLで当時の現役最年少選手であったが、1年目からローテーションの一角として33タックル、6サックを記録し、オールルーキーチームに選出された。
2016年シーズン
第1週のテネシー・タイタンズ戦でファンブルリカバーからキャリア初となるタッチダウンを記録。直後の守備でマーカス・マリオタからサックを記録した。第11週のアリゾナ・カージナルス戦ではキャリア初となる1試合2サックを記録し、チームの連敗を4で止めた。このシーズンは56タックル、12.5サックを記録した。
2017年シーズン
第4週のデトロイト・ライオンズ戦でマシュー・スタッフォードから2サックを記録した。第9週のワシントン・レッドスキンズ戦から3試合連続でサックを記録した。このシーズンは45タックル、7サックを記録した。
プレーオフではフィラデルフィア・イーグルスとのNFCチャンピオンシップでニック・フォールズからサックを記録したが、チームは敗れた。
2018年シーズン
2018年6月27日にバイキングスと5年総額7,200万ドルの契約延長に合意した。シーズンでは開幕から6試合連続でサックを記録。第9週のライオンズ戦では自己最多となる3.5サックを記録し、NFCの週間最優秀守備選手に選出された。シーズン全体では72タックル、14.5サックを記録し、自身初となるプロボウル、オールプロセカンドチームに選出された。プロボウルではアンドリュー・ラックからサックを記録した。
2019年シーズン
このシーズンも開幕からサックを量産し、第14週のライオンズ戦にて、NFL史上最年少で通算50サックに到達した。最終的に70タックル、14.5サックを記録し、2年連続でプロボウルに選出された。
プレーオフではワイルドカード・ラウンドのニューオーリンズ・セインツ戦でドリュー・ブリーズからサックを記録し、勝利に貢献した。続くディビジョナル・ラウンドのサンフランシスコ・49ers戦ではジミー・ガロポロからサックを記録したが、チームは敗れた。
2020年シーズン
開幕前に首を痛めて手術を受け、シーズンを全休した。
2021年シーズン
シーズン最初の7試合で6サックを記録するなど好調だったが、その後大胸筋を断裂して離脱し、残りの試合を全休した。
2022年シーズン
このシーズンは65タックル、10.5サックを記録し、3年ぶりにプロボウルに選出された。
2023年シーズン
2023年7月30日にバイキングスと1年2,000万ドルの契約延長に合意した。開幕後、第2週のイーグルス戦でジェイレン・ハーツから3サックを記録した。また、10月にはNFCディフェンス部門月間最優秀選手を受賞した。シーズンではキャリアハイとなる16.5サックを記録した。
ヒューストン・テキサンズ
2024年3月14日にヒューストン・テキサンズと2年総額4,900万ドルの契約を結んだ。
脚注
外部リンク
- Minnesota Vikings bio
- LSU Tigers bio




