内沼 映二(うちぬま えいじ、1944年10月10日 - )は、群馬県出身の株式会社ミキサーズラボの会長であり、レコーディング&ミキシング・エンジニア。
テイチク、ビクター、RVCを経て1979年にレコーディング・エンジニア集団、ミキサーズラボ(MIXER'S LAB)を設立。1994年から1998年まで日本音楽スタジオ協会の会長を務めた。
来歴・人物
- 1965年:テイチク興業(現テイチクエンタテインメント)に入社。
- 1968年:日本ビクター入社。RVC録音部に所属。
- 1979年8月15日:ミキサーズラボ設立。
- 1990年:自社運営スタジオとなるWEST SIDE STUDIOを設立。
- 1994年:CDマスタリングセクション・DISC LABをON AIR麻布スタジオ(現Azabu-O Studio)内に設立。
- 1997年:ワーナーミュージック・レコーディング・スタジオ運営提携。
- 1998年:ワーナーミュージック・マスタリング運営提携。
受賞歴
- 1994年:第1回 日本プロ音楽録音賞において大友直人指揮東京交響楽団『新日本紀行 冨田勲の音楽』から「新・平家物語」で、同賞を受賞。
- 2001年 第8回 日本プロ音楽録音賞において『ベイビーフィリックステーマソング集』(テーマソング:Vo大貫妙子)で、ポップス・ロック部門の奨励賞を受賞。
- 2003年:第10回 日本プロ音楽録音賞においてスターダストレビュー『LOVE SONGS』より「追憶」で、ニューパッケージメディア部門(DVD-Audio作品)の最優秀賞を受賞。
- 2005年:第12回 日本プロ音楽録音賞において斎藤ネコ指揮・シェエラザード・フィルハーモニー交響楽団/CHECKING DVD BY MUSIC『シェエラザード・オーディオ交響組曲』より「第一楽章セレクション」で、ニューパッケージメディア部門(DVD-Audio作品)で最優秀賞を受賞。
- 2006年:第13回 日本プロ音楽録音賞において角田健一ビッグバンド『BIG BAND STAGE』より「Splanky」で、ニューパッケージメディア部門(DVD-Audio作品)にて最優秀賞を受賞。
- 2010年:第17回 日本プロ音楽録音賞において角田健一ビッグバンド『BIG BAND SOUND~甦るビッグバンドステージ~』より「オール・オブ・ミー」で、クラシック・ジャズ部門における2chパッケージメディアの最優秀賞を受賞。
- 2015年:第21回 日本プロ音楽録音賞において鷺巣詩郎『SHIRO'S SONGBOOK 'Xpressions'』より「Love Overcome」で、2chパッケージメディア・クラシック部門(CD/SACD/DVD/BDの2chステレオ)の最優秀賞を受賞。
- 2016年:第22回 日本プロ音楽録音賞において角田健一ビッグバンド『BIG BAND SCALE~甦るビッグバンドサウンド~』より「地下室のメロディー」で、クラシック・ジャズ・フュージョンCD部門の最優秀賞を受賞。
主な作品(順不同)
CDパッケージ
- 内山田洋とクール・ファイブ
- 和田アキ子
- 角松敏生
- 冨田勲
- 前川清
- 石川さゆり
- SPEED
- V6
- 杏里
- 福山雅治 他多数
サウンドトラック
- 踊る大捜査線 MOVIE 1・MOVIE 2
- Returner
- ジャングル大帝
- ドラえもん 他多数
出演
- 『タモリ倶楽部』「40ch完全制覇!コンソールでミキシングに挑戦!!」(2010年6月26日放送) - 角田健一ビッグバンド『BIG BAND SOUND~甦るビッグバンドステージ~』収録曲「オール・オブ・ミー」音源を使用してタモリ・近田春夫・Kenが内沼の助言を聞きながらクリス・ペプラーの進行にてミキシングを体験する。
参考文献
- 『内沼映二が語るレコーディング・エンジニア史 スタジオと録音技術の進化50年史』 2019年9月 出版社:DU BOOKS
脚注
出典
外部リンク
- 株式会社ミキサーズラボ
- MIXER'S LAB Recording Engineer・内沼映二
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